定例のミーティングは、自由に発想を広げられる「図工の時間」みたい。
一度立ち止まって、「理想とする会社の姿」を整理したかった。
内田:ワカルクさんとのお仕事の始まりは、2023年頃でしたよね。
石川さん:そうですね。社員が30人ほどになり、ちょうど「これから、ワカルクをどんな会社にしていきたいのか」と考えるようになったフェーズでした。そのときに欲しかったのは、目先の戦略や具体的なアクションではなく、創業時のように自然と浮かぶ「理想とする会社の姿」。一度立ち止まって、そのイメージを整理したいと思ったんです。それで、内田さんに声をかけました。内田さんの「ちょっと先の未来を的確に捉える感覚」があるコピーも好きで。
内田:話を伺って最初に感じたのは、ワカルクは「事務代行」という言葉では収まりきらない会社だということでした。単に業務を代行するだけではなく、企業の成長そのものに伴走している。なのに、その価値がうまく言葉になっていない。それがすごく、もったいないと感じましたね。
石川さん:「事務代行」というワードは、世の中に説明するうえでは一番わかりやすい。ただ、今思えば「そう説明するしかないのかな」と、どこかで自分を納得させながら使い続けてきたように思います。だからこそ必要だったのが、外部の視点でワカルクをもう一度「再定義」してもらうこと。それこそが、内田さんにお願いしたかった部分でしたね。

「これがワカルクの強み」と、メンバー全員が語れるようになるまで。
内田:今も印象的なのは、バリュー策定のプロジェクトですね。こちらが一方的に言葉を決めるのではなく、社員のみなさんに参加してもらって。
石川さん:あれは本当に良かったです。外部の方を巻き込んで行ったプロジェクトって、これが初めてだったんじゃないかな。今までお客様のヒアリングをする機会はあっても、「自分たちの仕事とは何か」と聞かれる場面って、実はほとんどなかった。私たちが日々やっていることを改めて言語化して、「これがワカルクの強みなんだ」とメンバー全員が認識できたのは、大きかったですね。
「強制的に未来を考える時間」が、経営者としての意思決定を変えてくれる。
石川さん:内田さんと仕事をしていて一番価値を感じるのは、「強制的に未来を考える時間がつくれること」です。理想とする会社の未来のイメージが頭の中にうっすらとでも浮かんでいると、現実とのギャップに気づきやすくなる。その感覚があることで、日々の意思決定の質も変わってくるんですよね。
内田: ワカルクさんの魅力って、過去・現在・未来がちゃんとつながるストーリーがあるところだと思うんです。創業の原点、今の事業、これから目指す姿。それが一本の線になると、求心力が生まれる。すべての会社にストーリーが必要とは思いません。でも、人が集まり、続いていく組織には、やっぱり「語れる背景」がある。そこを一緒に言葉にしていくのが、僕の役割だと思っています。
石川さん:そうですね。内田さんとの仕事は、算数のようにある程度答えが決まっているものではなく、自由に発想を広げられる図工の時間みたいだと思っています。
内田:答えを出すというよりも、考える余白をつくる仕事なのかもしれませんね。
石川さん:今後は、多様なライフステージにある女性たちが、それぞれの場所で力を発揮できる組織をつくっていきたいと思っています。事業は手段であって、再現したいのはその「あり方」。内田さんにはこれからも、ワカルクの未来を描く時間に伴走してもらえたら嬉しいです。
